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ルークトゥンとモーラムの違い【Gダイアリー:ルークトゥンを知る:連動企画】


ルークトゥンとモーラムの違いって何ですか?

これまで幾度となく聞かれてきました。
その都度に、その時々に知っている限りの知識で答えてきました。
そのために人によっては、違う事を言ってきたと思います。
それは、わたし自身も同じように答えを求めてきたからに他なりません。
ここ1~2年、わたしなりにその答えが見えてきた気がします。
恐らく、タイ人やその専門家からすると他愛の無い事なのかも知れませんが、
わたしにしてみればやっと辿り着いたような気がしています。

G-DIARY (ジーダイアリー) 2012年 04月号 [雑誌]
G-DIARY (ジーダイアリー) 2012年 04月号 [雑誌]
(2012/03/15)
不明


本企画はコチラと連動してます。



先月からGダイアリーで連載を始めた「タイの極楽音楽 ルークトゥンを知る」のコーナー2回目ではルークトゥンの簡単な歴史とモーラムとの違いについて簡単に触れてみました。ここでは、モーラムとルークトゥンの違いについて、映像と音源を交えてその補足説明として、改めて検証してみます。

それには下記の記事もあわせてお読みいただけるといいかと思います。


モーラムとは?
  この記事には何カ所も訂正すべき所がありますが、敢えてそのままにしてあります。
  それは、総論として間違えていない事と各論的にこれから補足するからです。


タイとイサーン音楽とケーンとか
  このブログには、タイのモーラムの歴史資料から翻訳された記事があります。
  モーラムの起源、種類などなど大いに勉強になりました。(MANY THANKS>muriさん)


さて、ルークトゥンとモーラムの違いを求める時、これまではルークトゥン側からしか見て来なかった気がします。
それは、本来のモーラムがどういうものなのかがわからない以上、仕方の無い事でした。
今回は全く逆に、たまたま見つけた音源を聴いていただいた上で、モーラムとは何かをまず説明しましょう。
そのあと、ルークトゥンを語る方が実は理解しやすいことでしたので。
こうして、幾千もの言葉を連ねても拉致があきませんので、まずは次の音源をお聴き下さい。
これがモーラムだ!


สาวสองเพศ / ป.ฉลาดน้อย
サーオ・ソーン・ペート(二つの性を持つ娘)
ポー・チャラートノーイ


このポー・チャラートノーイの音源と映像は、伝統的モーラムとしては奇跡のようなものです。
それは本来のモーラムとは、ラムムー、ラムクローンなどのスタイルの違いこそあれ、その時々、その場その場で歌い手が思いついた事をほぼアドリブで吟じるものだからです。そのため、このポー・チャラートノーイは活動の長さに比べてCD自体が非常に少ないように思います。また前述のmuriさんのブログにもありますが、ラムとは長いものを意味すると言う通りにモーラムの公演は、昔から夜を徹して行われる事が普通でした。それは前川氏の「まとわりつくタイの音楽」にあるように、日が沈むと帰りの交通機関がなくなってしまう田舎の事情に合わせたということもあるのでしょう。しかし、各家にバイクか車が必ずあるという現代になって、こうした風習も徐々に消えつつあるようです。
参考までにアドリブではないものの、その時代を歌うモーラムを一つ。2006年に追い出されたタクシン元首相のついてのモーラム。ラムクローンというスタイルで歌われています。



ลำกลอน ทักษิณถูกกลั่นแกล้ง / สินชัยน้อย ภุมรา
ラムクローン~タクシン トゥーク クラングレン(迫害されたタクシン)
シンチャイノーイ・プムラー



話しが逸れました。
このポーを聴いていただけると、一般的にルークトゥンと言われているものは似ても似つかないということがおわかりいただけるでしょう。さらに言うとかの「ボーラックシーダム」でさえも、モーラムとはいい難くなってしまう。シリポンもチンタラーも下手をするとバンイエン・ラーケンやハニー・シーイサーンでさえも、モーラムと呼ぶにはふさわしくないように思えてきます。



โบร์รักสีดำ / ศิริพร อำไพพรษ์
ボー ラック シーダム(愛しの黒いリボン)
シリポン・アムパイポン


とはいえ、モーラムという呼び名をタイの音楽界から消さないためにも、わたしは敢えてシリポンをはじめとする歌手たちの音楽を歌謡モーラムとして、これからも紹介して行こうと思います。もしかしたら、遠くない将来にはこの伝統的なモーラムは後継者も無く消えてしまうかもしれないからです。恐らく前述の歌手たち、特にバンイエンはモーラムの女王にふさわしく、伝統的なモーラムをすべて習得した上で、新しく、そして一般的に普及し得るモーラムを追求し続けてきた一人なのでしょう。その一つが彼女もその誕生に一役買ったと言われている「ラムシン」です。またもっと一般的に英語のヒット曲をモーラム風に歌う事にもかつてチャレンジしています。これは、彼女とその師範たちが若者のモーラム離れを何とか食い止めたいと始まった試行錯誤の流れでもあります。詳しくは前日の前川氏の著書「まとわりつくタイの音楽」にありますが、伝統的なモーラム「ラム・プルーン」にルークトゥンの要素を加えて今の歌謡モーラムの基礎ができあがり、同じようにラム・クローンからラムシンが出来上がってきたという流れがあります。




อีสานลำเพลิน / ต่าย อรทัย
イサーン ラム プルーン/ターイ・オラタイ



อีสานลำเพลิน / อังคนางค์ คุณไชย
イサーン ラムプルーン/アンカナン・クンチャイ



ลำกลอนทางสั้น / บานเย็น ลาแกน
ラムクローン ターン サン/バンイエン・ラーケン



以前のわたしの記事では、モーラムの語りの中にはかなりお笑い的な要素が多く、演奏付きの漫才のような側面があるということを書きました。そして、それは本来は源流が違うはずのポンラーン楽団にも取り入れられ、かのポンランサオーンのようなスタイルが出来上がってきました。音楽とお笑いという、実はタイでは切っても切り話せない二つの要素がそれぞれに絡み合って、発展してきています。上のポーのビデオでもお分かりの通り、おかまちゃんののことを批判するでも無く、お笑いのペーストを込めて現在のあるがままの姿として歌う。これはある意味、タイ人の大きな基本的な特性そのものを具現化したものともいえるのかも知れません。




ココにあげたモーラムと一般的なルークトゥン。何が違っているのか。
こうして、モーラムをじっくりと聴いていただくと少しわかりやすく思うのですが、いかがだったでしょう?
ただ、私自身もこれですべて解決したとは思っていません。
ゆくゆくはモーラム歌手本人へこの疑問をぶつけてみたいと思っています。





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テーマ : タイの歌謡曲:モーラム
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>まだまだ知らない事が多いルークトゥンの探求は一生のうちに終わるのでしょうか?
誰か一緒にやってくれないかなぁ。。。ねぇ、トミーさん?(笑)

終わらないと思います。
ルークトゥンの「若くて可愛い女性歌手」の探求だけにしておきます。

♪TOMMYさん♪

そうなんですよね。
モーラムも元々は宗教がらみで発祥したようなので、
中部では「レー」、北部では「カム」さらに南部では「ダンドゥット」みたいなものと地方によってスタイルはかわれど、その発祥経緯が似てるようです。
まだまだ知らない事が多いルークトゥンの探求は一生のうちに終わるのでしょうか?
誰か一緒にやってくれないかなぁ。。。ねぇ、トミーさん?(笑)

すごい!

すごくわかりやすいです。
ラムは、吟じるという表現が合いますね。
タイ人は、ルークトゥンモーラムといいます。そむちゃいさんがいう、ルークトゥンイサーンを含みます。
すなわち、モーラム風ルークトゥンとでもいうのでしょうか。それと、「モーラム」は、違うとも。

即興性や吟じるという意味では、「レー」もあります。
レー、モーラムそれぞれ、ルークトゥンに取り入れられている。

つまりは、大衆音楽であるルークトゥンが、伝統音楽であるモーラム、レー、外国音楽である演歌、ロックなども取り入れてきたので、モーラム風のもあれば、演歌っぽいのものある、ロックみたいなのもある。

そういうことだと思ってます。

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