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ルークトゥンはタイの演歌か?


 ルークトゥンは、日本のメディアではほとんどが「タイの演歌」と紹介されている。 しかし、わたしは以前からこれに異議を唱えて来た。 ココ最近、時折「タイの歌謡曲」という紹介を目にすることも出て来たので、その度に嬉しいのだが ルークトゥンはなぜ演歌ではないのか。 そのことについては旧サイトに書いてあったのだが、あらためて修正、加筆した上で紹介しよう。



演歌とルークトゥン


 ルークトゥンを演歌と呼ぶべきではないとしたら、何と言うべきか? わたしは「歌謡曲」と呼ぶべきだと思っている。日本でも昔は、歌謡曲というジャンルが一般的だった。その中には決してポップスとは言えない歌や歌手も含まれていたはず。新中3トリオの森昌子はその典型。そして キャンディーズやピンクレディーの衣装は、キラびやかなルークトゥン歌手の衣装に近くないだろうか?(そんな事ないか・・・)



 あの頃の歌謡曲は、キラキラの衣装だけでなく、幅広い音楽性を持っていた。今思えば、幼稚な感じかも知れないが音楽的な技術としては決して幼稚ではなかった。そして、その時代を歌詞や曲、そして歌手自身が反映していた。タイのルークトゥンはまさに、その多様性、時代反映と言う要素を持っている。タイの国民的歌手バードがチンタラーとディエットした頃、ルークトゥンはある種のピーク的な時代を迎えていた。ロックバンドFLYのイートが「自分が聞いて育った音楽」と言ってはばからず、マイ・チャルンプラもプムプアンをカバーした。ルークトゥンが、うまく昇華している、タイ独特の旋律と時代を反映するという長所を、飽和状態になりつつあったポップス界がその特徴を真似し始めた。しかし、元々ルークトゥンは今で言うポップス(西洋音楽)として始まった。ルークトゥンという呼び名すらなかった頃は、プレーン・タイ・サコーン(西洋風のタイの歌)と呼ばれていたのだ。音楽性の面でも歌謡曲と演歌の区別があいまいだった頃の日本同様に、ルークトゥンにはロック調もあればスローなバラードもある。  
  元々ルークトゥンという言い方がなかったころ。それは紛れもない流行の最先端的存在だった。そして、その曲を聴いて育った世代がプムプアンという女王を生み出した。プムプアンを聞いて育った世代が今、ベテランと呼ばれ始めている。現在は、そのベテランの歌を聞いて育った世代が新人歌手として出てきている。かなり大ざっぱな流れだが、ルークトゥンの今に至る流れをわたしはこのように理解している。日本の演歌か置かれる状況と決定的に違うのは、日本では演歌を聞く若者は希少なのに対して、タイでは今も若い人たちに人気があるという事。例えば中学生くらいの子でもプムプアンの歌を良く好んで歌っているし、10代の新人歌手は毎年のようにデビューしている。日本の中学生は、美空ひばりを知っているだろうか。



 さらに近年ではイサーン語や北部方言で歌われている曲もある。ちなみにイサーン語で歌われるものは「ルークトゥン・モーラム」としてチンタラーあたりから一般的なジャンルになったが、ターイ・オラタイあたりからは「ルークトゥン・イサーン」という呼び名を聞くようになった。北部方言で歌われているものは、ジャンルとしてはまだ全国区ではないようだ。モーラムは歌謡モーラムとして、ルークトゥンと常につかず離れずにいる形だが、最近はラムシンのみがコンサートを盛り上げているようだ。また、イサーン南部(スリン、シーサケート、ブリーラム)のクメール方言で歌われるのものはカントゥルムとして、以前に一世を風靡した。そして、プレーン・プア・チウィットの歌手も良くルークトゥンの曲を歌う。ポンシット・カムピーは、アルバムを出しているし、カラバオはコンサートのゲストにユイ・ヤートユを招いたこともある。逆にル-クトゥン歌手達も、プレーン・プア・チウィットの曲を歌うこともある。 これら全部をタイではルークトゥンとして一括りにしている。それはルークトゥンのヒットチャートにプア・チウィットの曲がランクインして来ることでもわかるだろう。日本の演歌チャートに、吉田拓郎は入って来ない。



 このように、日本の演歌に当てはまらない事が少なくない為に「ルークトゥンは演歌じゃない!」と断言するに至ったわけだ。そこで歌謡曲と呼ぶとすれば、その垣根は現在でも非常に曖昧であり、一番合うのではないのかと。我々日本人には、歌謡曲というと古くさいイメージの言葉になってしまったが、その辺もまたルークトゥンの持っているイメージと雰囲気にも合うような気がしてならない。





 私の考えには異論を持つ方もあると思う。ことの成り立ちやモノの考え方。気候や風土が違うタイと日本を同じ物差しで測ること事態が間違っているのかも知れない。そう考えるとこうして、演歌か?歌謡曲か?などと型にはめ込もうとする事自体が間違いなのかも・・・  どんな曲であれ、聴いた人がどう感じたかが全てではないだろうか。人が何と言おうと、その人が良いと思えばそれが答えだ。演歌であるか。歌謡曲であるか。はたまた違った呼び方が出来るのか。どうか、皆さん一人ひとりで判断してみて欲しい。ルークトゥン自体が今も変わり続けているように、その答えは三者三様、十人十色であっていい。




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