スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モーラムとは?

モーラムとルークトゥンの違い

 よくルークトゥンとモーラムの違いについて聞かれる。現在、この二つのジャンルを分けるものは、歌詞が標準タイ語かイサーン語かくらいになりつつある。大ざっぱにルークトゥンを演歌。モーラムを民謡と説明するガイドブックも目にするが、これはいい加減過ぎる説明で誤解を招いている。


ルークトゥンはポップス(歌謡曲)


 ルークトゥンは、元々ポピュラー音楽だ。今風のポップスが成立する以前、さらにロックやディスコ音楽すらなかったころには、一般大衆にとって外国音楽を模した音楽がルークトゥンだった。これは、ルークトゥンと言う言葉が定着する以前は「タイ・サコーン」(タイ風西洋音楽)と呼ばれていたことからもおわかりいただけるだろう。また、演歌ではないと言い切れる理由は他にもある。音楽的にも歌詞的にも、日本の演歌よりももっと、広い要素を含んでいるのだ。そのため、わたしは歌謡曲だと説明している。日本で1970年代に花盛りだった歌謡曲には、何でもありのパワーがあったが、今も昔もルークトゥンにはそれに相通じるものがあるのだ。


モーラムとは?


 タイ全土の庶民に聴かれていたルークトゥンに対して、モーラムは当初東北部、イサーン地方およびラオスで聴かれていた。そのためにモーラムの歌詞はイサーン語であり、そのままラオスでも通じる。しかし、時を経てイサーン人がタイ全土に出稼ぎにでるようになるとともに、全国区に広がった。このことは古い出来事ではない。

モーラムの意味
 第2次世界大戦の頃まで、タイ全土には宴会などの際に輪になって踊る「ラム・ウォン」と呼ばれるものがあった。これは今でもラオスには残っている。だが、そこで用いられる曲はルークトゥンだったり、ルークグルンだったりした。ラムとは、元来「踊る」という意味しか持たない。モーラムとは、言葉の意味としては 「踊りの達人」あるいは「先生」となる。しかし、イサーンやラオスに伝わって来た「モーラム」には、踊りと共に語り部がいた。彼らを指した言葉が「モーラム」として、そのままこの音楽についても「モーラム」と呼ばれるようになった。そして、本来の意味としてはおかしいものの「モーラム歌手」という、呼び名も定着したようだ。

伝統音楽としてのモーラム

 元々のモーラムは「ラム・プーン」と呼ばれ、イサーン独特の楽器「ケーン」ひとつを伴奏にして、語り部がその時々の社会的な話題や男女のありがちな話しをおもしろおかしく節を付けるだけのものだったようだ。日本風に言えば、講談か浪曲みたいなものと言えよう。 日本の浪曲や民謡などはきちんと歌も節回しも決まった形があるために師匠から弟子へと受け継がれて現代にも残っている。しかし、純粋なモーラムは即興で行われた。それが故に曲として残っている物はほとんど無い。そのスタイルのみが継承され、歌われていたことはその場限りの物だったのだ。  今でも地方では自治体の行事や、大きめの宴会などで見ることが出来る。観光客が見ることが出来るのは、コラートのスラナリー広場だ。片隅の小さなステージで、おじさんとおばさんが数名の演奏者と共に見事な「ラム」を聞かせてくれる。意味が分かればもっと楽しめるのだが、イサーン語で語られるそれは、旋律として聴くだけでも癒される。タイ人の反応を見ているとゲラゲラ、にやにやと笑い話を聞いているかのようだ。そこで語られているのは、男女の夜の話や人のうわさ話など、かなり下世話な世間話と思って間違いないので、そのあたりも頭に入れて聴いた方が良いだろう。

vlcsnap-1020237.jpg
コラート、スラナリー広場にて


進化し続けて来たスタイル
 モーラムのスタイルは、古い物から今に至るまでに様々な変化を遂げている。上述のラム・プーンが男女あるいは男二人で歌われ(ラム・クローン)、リケー芝居の要素を取り入れて(ラム・ムー)、いくつものスタイルが編み出されて来た。しかし、そこまではやはり技術を習得したプロにしか出来ない芸能であった。  テープやレコードが普及しはじめたころ、モーラムをもっと広く普及したい、誰でも歌えるようなモーラムをと編み出されたのが「ラム・プルーン」だ。このスタイルは、それまでの即興的なものを排除して、歌謡曲的なメロディーを中心にして、その合間にラムを入れるというもの。これなら一般人でもラムの部分だけ無視すれば、メロディーを歌える。このスタイルで売り出したのが、バンイエン・ラーケンやピムパー・ポーンシリー、ポンサク・ソーンセーン、サーアティット・トーンチャンであり、ハニー・シーイサーンだ。

barnyen.jpg
バンイエン・ラーケン


そして、今
 今現在、わたしたちが耳することが出来るモーラムは、全てこの歌謡モーラムといっていい。中にはまんまルークトゥンをイサーン語で歌ったものもある。これらは、近年「ルークトゥン・イサーン」と呼ばれるようになっている。ターイ・オラタイやマイク・ピロムポンがその筆頭だが、チンタラー・プンラーブがその始まりだったように思う。彼らの曲は基本的にはモーラムではない。  伝統的なモーラムは残念ながら、一般に流通する中ではあまり聴くことができないのが現状だ。少しでも近いものとして名前を挙げるならば、サーアティット・トーンチャンとバンイエン・ラーケンだろう。両名とも大ベテランだが、いまでも現役だし彼らを超える歌手は未だに出て来ていない。それどころか音楽としてのモーラムは、ここ数年あまり元気がない。ステージでのコメディーな部分を売りにした「ポンラン・サオーン」。その規模と歴史もある「シアン・イサーン」と見るべき物はいるのだが、どちらも歌よりもタロック(お笑い)の方に人気が集中しているのだ。しかし、もともとモーラムは、芸人が即興で繰り広げた節を付けた漫才みたいな物だった。だからこそ、モーラムのステージでコントが演じられるというスタイルは、自然な発展系の姿ともいえるのかも知れない。 <お断り>  これらモーラムについての歴史的認識や解釈については、私自身まだまだ勉強中なために今後変わる事もありますので、どうかご寛容にお願いいたします。また、お気づきの点などご指摘歓迎です。





続きを読む

テーマ : タイの歌謡曲:モーラム
ジャンル : 音楽

ルークトゥンとは?

タイ庶民の音楽「ルークトゥン」


♪庶民の歌


 好むと好まざるに関係なく、タイには歴然とした階級社会が存在する。私たち日本人、外国人が旅行中に出会うほとんどが、その中でも下の階級の人々。つまりタイの一般的庶民。そんな彼らに好んで聴かれているのが、ルークトゥンやモーラムと呼ばれる音楽。  さて、ルークトゥンとは。まずタイの標準語とされる中部タイ語で歌われ、「田舎者の歌」という意味。これを好んで聞くのは上述のように庶民。これに対して上流階級が好んで聞いた「都会者の歌」、ルークグルンと呼ばれるジャンルもあるが、最近では懐メロとしてわずかに残るだけになっている。

 モーラムとは、タイ東北部方言で歌われ、ラムのモー(先生、師範)「ラムを吟ずる人」。と言う意味だが、最近では音楽のジャンル名としてのほうが定着している。元々は即興的な部分が多く、とても一般人には歌えないものだった。そこにルークトゥンやポップスのアレンジを取り入れることで、一般の人もカラオケなどで歌えるようにしたものが、現在一般にモーラムあるいはルークトゥン・モーラムと呼ばれている。このモーラムについては、別項を設けて詳しく書きたいと思う。 ※モーラムについて詳しくは別項で  これらルークトゥンが庶民にウケる理由は、一つは気の利いたメロディーやアレンジもあるが、多くは歌詞によることも多い。それらは、庶民を映し出す鏡のようなものかも知れない。かつて大ヒットした「クン・ラムヤイ」。そこにも憧れの人に「ラムヤイさん」と言われて傷ついた様子ともし、「きれいになったら同じ呼び方が出来る?」といって「今に見てなさい・・・」という密かな決意をする様子が歌われている。それは多くのタイ人女性が共感できることのようだ。

クンラムヤイを歌った ルークノック・スパポーン

 

続きを読む

テーマ : タイの歌謡曲
ジャンル : 音楽

Information

Please visit our sponsor's site
==== Japanese No1 Dance wear Brand ====


タイランドハイパーリンク【12人のタイブロガー】に選定されました。


★☆★☆★☆タイに行きタイ★今すぐ予約!☆★☆★☆★

  • ホテル
  • 航空券
  • 航空券+ホテル
1.行き先をお選びください
2.日程・宿泊者情報を指定してください
  • チェックイン

  • チェックアウト


  • 部屋数

  • 大人

  • お子様(<18)

検索
Welcome!!
ยินดีต้อนรับ!!
บล็อกนี้แนะนำให้คนญี่ปุ่นเรื่องลูกทุ่งหมอลำตั้งแต่ปี่2546

ルークトゥンタイランドへようこそ
本サイトは2003年から
ルークトゥン・モーラムに
ついて紹介している
日本で最初の専門サイトです。


YouTUBEチャンネル
随時更新中

現場の雰囲気を満喫下さい


Facebookでも
最新情報更新中


いいね!お願いします。
Category
Article
Comment
Search
ブログ内検察はこちらから
Recommend
タイ東北地方には進学を
諦めざる得ない子ども達が
子どもたちがまだいます


当ブログも応援してます♪


ラオスの子ども達にも
等しく学ぶ機会を!



お買物で国際社会貢献
民族衣装・アジア雑貨

タイの歌手へ提唱提供中!
日本のダンスウェア販売
トップサイト



タイ関連No1
ポータルサイト

タイと日本を結ぶポータルサイト
チャンノイ.ネット



Visit Amazing Thailand!
かしこい旅、エクスペディア

かしこい旅、エクスペディア

かしこい旅、エクスペディア

Friends' Link
Loogthung Link
Promoter
 R-SIAM
 GMM GRAMMY
 SURE ENTERTAINMENT

RadioStation

 Luktung Mahanakhon

Artist

 Jonus&Cristy

 歌手のサイトは
 リンク切れ多発のため
 検証中。
Monthly
Reccomend Books
My works
 本サイトは「そむちゃい吉田」が運営管理しています。1999年からタイに在住し、2003年8月よりホームページで本サイトの前身を開設。2008年より本ブログへ移行。FacebookページYouTubeチャンネルも開設し、現在に至りました。
 業界内でも知名度も上がり、近年は独自のコンサート企画やコラボ、日本とのコーディネートにも関わるようになりました。最近では、歌手から日本行きや仕事の紹介を頼まれることもあります。
 歌手を呼びたい。コンサートへ行きたい。など、お気軽にお問い合わせください。少しでも、一人でもタイのルークトゥンが広まり、ファンが増えることが本サイト最大の目的です。


そむちゃい吉田の著書
なお、出版社解散につき、増刷はありません。現在出回っているものがなくなり次第絶版です。涙






==こちらにも寄稿中==




↓こちらもよろしく↓

BLOG Ranking

当ブログが参加している
ランキング
記事を気に入っていただけたら
ポチッとお願いします
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
にほんブログ村 音楽ブログ アジアPOPへ
にほんブログ村 音楽ブログ タイ音楽へ
にほんブログ村 音楽ブログへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。